真言宗  

弘法大師空海
宗祖 弘法大師空海
(こうぼうだいしくうかい)
ご本尊
真言宗のご本尊は大日如来です。大いなる智慧(ちえ)と慈悲(じひ)をもって、すべてのものを照らす根本の仏さまです。私たちが手を合わせるさまざまな仏さまは、すべて大日如来の身を変えた姿なのです。それぞれにご縁のある身近な仏さまへの信仰は、すべて大日如来につながっているのです。

歴史と教え 空海は804年留学層として、遣唐使船で中国に渡り中国密教を授けられました。
空海は仏教を「顕教」と「密教」とに区分しました。
「顕教」とは"顕示されている教え"という意味で、阿弥陀仏などの報身や、応身である釈尊の説いた教えをいいます。「密教」とは"奥深い教え"という意味で、法身である大日如来の説いた教えをいいます。「顕教」は三劫という果てしなく長い時間を掛けて仏陀と成るのを目指す教えで、「密教」はこの身このままで速やかに仏陀と成ることの出来る教えであると説いたのです。その方法は「三密瑜伽」と言って手に印を結び、口に真言を唱え、心を一つに集中させる事で、これによって自身に速やかに仏陀を実現することが出来ると言うものです。816年高野山を賜わり、金剛峯寺を開創し、823年に賜った教王護国寺(東寺)と合わせの2寺を真言宗の根本道場としました。
本山

真言宗には多く派がありますがここでは5派だけをあげます。

高野山真言宗:高野山金剛峰寺(こうやさんこんごうぶじ)
醍醐派:深雪山醍醐寺(みくささんだいごじ)
東寺真言宗:教王護国寺(きょうおうごこくじ)
御室派:大内三仁和寺
善通寺派:五岳山善通寺
名刹 善通寺(香川県)・須磨寺(神戸)・清澄寺(宝塚市)・大覚寺(京都)仁和寺(京都)・
智積院(京都)・泉涌寺(京都)・勧修寺(京都) 室生寺(奈良県)・醍醐寺(京都)・
朝護孫子寺(奈良県信貴山)西大寺(奈良県・真言律宗)・長谷寺(奈良県)
根来寺(和歌山)中山寺(宝塚)・随心院(京都)・宝山寺(奈良県)・護国寺(東京)
数珠
合掌
焼香の作方
  1. 仏前に正座して軽く頭を下げます。
  2. 数珠をかけた手を静かに合わせて、心を落ち着かせます。
  3. 抹香をつまんで、軽くおしいただき香炉に入れます。これを3回繰り返します。
  4. 再び数珠をかけた手を合わせ、心をこめて合唱礼拝を捧げます。

家紋